はじめに
演劇部やアマチュア演劇の音響さんをはじめ、舞台音響や音響効果に興味のある人、普段あんまりしっかり音響機材に触れることのない人、やってみたい/試してみたい仕込みや機材の使い方がある人で、「せんだい演劇工房10-BOXとキーウィサウンドワークスの機材をいろんなふうに仕込んで、聴き比べたり、操作してみたり、まあ、楽しく遊んでみよう」という会を開いていこうとしています。2月19日には、お試しの第0回を開催しました。
ここでは、先日2025年3月29日開催の、第1回について、紹介いたします。
日程・会場
- 2025/3/29(土)14:00-21:00(大体1時間~1時間半やっては5-10分くらい休む感じ)
- せんだい演劇工房10-BOX box-5

参加者
企画の宮本さんと本儀の他に8名(Tさん,Ksさん,Oさん,Wさん,Hさん,Tさん,Kdさん,Kwさん)。出入り自由で、遅参、早退、普通にあり。
経過
準備
キーウィサウンドワークスで機材を出しまして、せんだい演劇工房10-BOXに到着。お試し回の経験を生かして、レイアウトをしました。参加者がお試し回より増えているので、参加者の居場所を広く、ミキサーを置く机を少し少なく、高所作業用のタワーを入れておくスペースを舞台側に取ります。宮本さんに「音響機材を仕込んで遊ぶ会 入退場自由」と紙に書いてもらって、ドアの外に掲示してもらいました。

休憩用のお茶は、紅茶カフェオレココアに紅茶オレを追加し、お茶菓子はカントリーマアムと薄い塩せんべいにしてみました。あまり粉がつくものは機材を扱うので困りますが、甘いものとしょっぱいものはあるといいかな、という選択です。宮本さんが旅行のお土産のお菓子を持ってきてくださって、それも並べてみます。
集合
予定時刻の少し前に、SNSに「もういついらしていただいても大丈夫」と告知を出しました。
本儀:第一回「音響機材を仕込んで遊ぶ会」の会場は、せんだい演劇工房10-BOX box-5です。もう、いつお越しいただいても大丈夫です。お気をつけてご来場くださいませ。#宮城 #仙台 #舞台
— キーウィサウンドワークス (@kiwi-sound.bsky.social) 2025年3月29日 13:32
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ちらほらと参加者がご来場なさいまして、随時、
- 高所作業や重いものの扱いもあるので、足の保護や転倒防止のため、今日は室内も土足です、とご案内
- 今日やりたいことをざっくりヒアリングして、ホワイトボードに書く
- 養生テープに名前を書いて胸元にでも貼ってもらう
- お茶とお菓子は随時ご自由に。コップにはお名前を書くのを推奨。とご案内
等をしていきます。
定刻には、最初から参加の予定の皆さんがおおむねおみえになりました。
会場機材借用
まず、キーウィの機材の搬入を全員でしました。8人がかりであっという間です。次に、倉庫見学を兼ねて、劇場機材を借りには全員で行きました。10-BOXの音響倉庫になじみのない方に、優先して中に入っていただきまして、アナログミキサーとスピーカー8台と、アンプとケーブル類とスタンド類と吊り金具と、と、たっぷり借りものをしました。10-BOXの機材費は一式いくらで破格の安さなので、こういうおおらかなことができます。同館のコンセプト「試しながらじっくり演劇を創る空間」にマッチしていて、素晴らしいです。
仕込み
本儀と宮本さんで大まかな仕込みを決めて、皆で作業に入ります。事前にご要望をいただいていましたこともあって、今回は、スピーカーを吊る、というのを目玉にしました。機会が少ない作業ですし、ちゃんとしないと(してもですが)危険も伴いますし、やれたら良いのかなと思われまして。
吊る分の仕込みは、吊り奥センターにEV Zx1、吊り前センターにMartin Audio Blackline X8、吊り前LRにEV Sx300、としました。
危険があってはならないので、まず、高所作業の危険と安全確保について、少し本儀から講釈しました。
- 高所での作業は危険な行為で、軽々しく行ってはならないことや、安全に留意し、劇場さんのおっしゃることをよく聞くべきなこと
- 低いところだろうとも油断しないこと(低くても、落ちて頭が下になりやすい距離とか危ない)
- (ローリングタワーで作業する今回は使わないのですが、10-BOX等で使うときに備えて)、胴ベルト型安全帯の使い方(腹でなく腰骨にしっかり締める、ランヤードがベルトに付く位置が体の横か斜め後ろ、など)
- 今回は低めの場所での作業だから要らないけれど、さらに大きなところではフルハーネス型の墜落制止器具を使う。正しく使う講習があること、など
次に、まずは高所に上らずに、スピーカー(EV Sx300,EV Zx1,Martin Audio Blackline X8)の吊り方を、一緒に準備しつつ、一通りやってみました。やってお見せして、やってみていただきましたところ、吊り金具のハンガー部分をバトンにかけたら、ハンガーのネジを締める前にバトンにハンガーをしっかり密着させて、位置も角度も定める、というのを気をつけるとよさそうでした。ほか、ハンガーのネジで固定をするまでは、落下防止のために、ハンガーに手を添えて離さないことや、ハンガーのネジを固定したらなるべくすぐに、落下防止のワイヤーをかけること、ワイヤーは、極力本体側に(吊り金具の破断時に備えて)かけることと、万一の落下時の距離が最短になり、とはいえスピーカーの向きの変更などには対応できる最低限の余裕を持つこと、というがポイントでしょうか。
いよいよヘルメットの各所締め具をしっかり締めて、ローリングタワーに上ります。 名乗り出てくださった4名に、2名ずつ、上ってきていただき、スピーカーを吊ったり、スピーカーケーブルをつないで這わせたりしていただきました。

ローリングタワーの移動時には、用が無ければ真ん中あたりでしゃがんで転落を避けて。
PA経験がおありの方も、スピーカーを吊ることはほぼない、と、楽しめたご様子でした。

しっかり時間をとってスピーカーを吊ってみた後は、フロアの仕込みです。ラックケースのキャッチロックの開け方や、XLRやスピコンの抜き差しの仕方やは、必要な方は確認しつつ。個人的ハイライトのひとつは、劇場機材で、スピコンの古い互換品の、リングを回してロックするタイプが登場したことでした。そういえばこれは、よそではもうあまり見かけません。
フロアの(吊りでなく床に仕込む)スピーカーは、スタンド前LRにEV Sx300、試聴用に真ん中付近にばらばらとYAMAHA CBR12(お持ち込み),TOAの12インチサブウーファー(お持ち込み),YAMAHA CHR10,Martin X8,Martin X115B,EV Tx1152を立てたり積んだり、としました。

パワーアンプ5台を卓のそばにに積み上げ、ステージボックスと卓(Midas DL16と、同 M32R Live)を仕込み、ピンクノイズで回線チェックです。

パッチについては、M32はちょっと独特でそんなに汎用性が高くもないかな、と、さらっと流しました。素に近いはずと呼び出したシーンで、DCAを使っていたのをすっかり忘れて、「このあたりの数チャンネルだけ音が出ない」としばらくもたついたのが個人的ハイライトの一つでした。DCAというものがあって、フェーダーが下がっているということがあるよ >自分。 反省しています。

マイクは、標準ブームのスタンドに、Shure SM58、Sennheiser e945、同 e835s、audio-technica AE6100を立て、ショートブームのスタンドにガンマイクのSennheiser MKE600、Sennheiser MKH416を立て、バウンダリマイクのaudio-technica Pro42を床に置きました。マイクをマイクスタンドに立てるにあたっては、マイクスタンドの垂直の棒部分が床につかないよう、ゴム付きの脚三本のついた部分は一番下まで下げきること、脚三本は完全に開ききること、マイクスタンドを立てた時点で極端にゆるいネジがあれば軽く締めること、マイクとホルダを回すのではなく、スタンド側の部品を回すこと、あたりに気を付けると良さそうでした。

ここまでで仕込みがひと段落しまして、マイクが全部つながり、各スピーカーから音が出るようになりました。
解説とお試し
マイクやスピーカーを聴き比べてみる前に、アナログ卓(YAMAHA MG124CX)と小さなスピーカー(EV Sx80)、マイク、PC(イヤフォン出力から変換ケーブルで卓へ)も仕込んで、信号の大まかな流れを解説しました。あまりミキサーに親しみのない方もおられるようでしたので。マイクをミキサーに入力する場合を例に、マイクから出た、マイクレベルの何mVにもならないくらいのオーダーの信号が、ミキサーまで来たら、ゲインで数Vにいかないくらいのオーダーのミキサー内部で扱いやすい信号に増幅して、イコライザで音質を調節したり、AUXでマスター以外の出力系統に音を送ったりして、ミキサーからラインレベルで出力したらパワーアンプで受け、数十Vとかのオーダーまで増幅して、スピーカーを鳴らす、とかです。壁際のテーブル上に置いたSx80について、ずいぶん低音がぼわぼわですね、とぽろっと僕が言ったら、Tさんがいつのまにかグラフィックイコライザでチューニングしてくださっていました。さすがです。ありがとうございます。

その後、デジタルミキサー(MIDAS M32R Live)に移って、ざっと説明をしました。ミキサーの最初のアナログゲインで増幅をしたら、後はデジタル変換して演算。音質調整や多数の出力の音量調整もみなデジタルな計算で行われて、ミキサーやステージボックスで最終的にアナログ変換を経て、パワーアンプに行く、という感じです。

スピーカー聴き比べ
吊ったスピーカーも、置いたり立てたりしたスピーカーも、ざっと鳴らしてみて、サブウーファーについては、上に乗せたフルレンジスピーカーと合わせてざっとクロスオーバーを設定して、あれこれ聴いてみていただきました。実地の使い方に近い状態のデモもあるとよい? と、前スタンドLRと前吊りLCRとで前側に迫る音像を作ったり、奥センターの吊りスピーカーとスタンドのスピーカーで、奥の真ん中に集まる音像を作ったりもしてみました。

お持ち込みのスピーカーも、お持ち込みのミキサーで聴いてみることができました。お持ち込みいただいたHさん、ありがとうございました。(いつかレンタルをお願いしたい時が来るかもしれません。)

本儀の印象としましては
- Blackline X8 Martin Audioの8インチ。繊細さもあって、好きな音。コンパクトかつ横吊りできて、小さな会場で吊っても悪目立ちしない。リスニング的には、ジャズとかクラシックとか良いでしょうか。
- Zx1 意外と低音も出る。X8もですが8インチくらいって、100席いかないくらいでタッパ(高さ)もあまりない劇場だと、いろいろちょうどいい感じがします。10-BOXさん吊り金具いれましょう(今回は持ち込み)。うちでも持っていましたが、X8に置き換えました。
- Sx80 かつての出番はもうZx1に譲っていただいて、引退させて差し上げたい。10-BOXにあるのは、寄付されたから。
- CHR10 新しめのヤマハのパッシブ。CBRよりもNEXO的な行儀のよさがあってよいです。よく鳴ります。10インチあると、8インチより音圧を出せて良いです。縦吊りも横吊りもできて、これもbox-1とかくらいの会場にすごく良いです。
- CBR12 樹脂エンクロージャーで軽くてありがたい。運搬条件の大変な現場で重宝。
- Sx300 EVの古めの12インチ。以前は安価でした。どこにでもあるロングセラー。もっと新しくよい設計のものがいっぱいあるので、そろそろSxでなくてもよいのでは。アメリカンな音、と僕は思っています。
- Tx1152 EVの15インチ。音圧がしっかり出せて、サブウーファーなしでも低音もかなり頑張れて、しゃきっとした音。大きめの会場に仮設で仕込み時間があまりないときにものすごく助かります。しっかり音圧が欲しい作品によく出しています。リスニング的には、ジャズ、ロック、クラシック、何でもいけそうです。実は業務用のスピーカーについてリスニングがジャンル的にどうかって、あまり考えたことがないんですけれども。EQとかでチューニングしちゃうものと思っているので。
- X115 Martin Audioの15インチサブウーファー。軽くてありがたいです。ローエンドもわりと出てくれて重宝です。ちゃんとチューニングしてやらないと、わりとぼわぼわでしょうか。まあ、チューニングしないで使うことはまずないので、大丈夫です。うちではX8やCHR10とよく組まれています。
ハンドマイク聴き比べ
マイクスタンドに立てたハンドマイクに向かってしゃべっていただき、聴こえ方を比較しました。

Sx300で聴いてみたり、ヘッドフォン(SONY M1ST)で聴いてみたり。参加者の皆さんに好きに聴いていただきました。「e945が一番ぱきっとした音がする」「この中だとSM58とe835sはわりと似ている」とかの感想が聴こえてきました。宮本さんに動いていただいて、マイクに対する角度での聴き比べもできました。参加者の皆さんには、指向性や正面以外の音色についても、実地で感じていただけたようでした。

ガンマイクとバウンダリマイク聴き比べ
舞台前面仕込みを想定して、ショートのスタンドに立てたガンマイク2種類と、床に置いた小さいバウンダリマイクとを聴き比べました。ハンドマイクと同様に宮本さんに声を出していただきまして、横に回っていただいたり、様々な距離で声を出してみていただいたり。指向性のごく狭いガンマイクと、前方半球指向性で指向性の広いバウンダリマイクとでは全く特性が違うのを、受講生の皆さんも感じておられるのがよくわかって、興味深かったです。ちょっとPAをしてみたり、舞台奥に1mほどマイク群を下げて、稼げる音量がどのくらい変わるかも試してみたり。


「現場に必ず持っていくものは何ですか?」と質問を受けまして、「なるべく健康な心身です」とお答えしたら、どうもそういうことではなかったようで、「機材的なものでは?」と重ねて質問がありました。「Ableton Live入りのPCと、なにかオーディオインターフェイスの機能を果たすもの、でしょうか」とお答えしました。
質問が出たので、僕や宮本さんが使う再生ソフトの話をしたりもしました。僕はもっぱらAbleton Liveで、宮本さんはMacもお使いでQlabもお使いになることがあるけれど、それは無料版の機能の範囲内で、凝ったことをするときはAbleton Live、とのことでした。
実は、スピーカーを吊る作業に、準備も含め結構な時間を使い、また、土足で使った会場を退出前には掃除する必要もあり、時間が足りなくなってしまいました。演劇の音響のプランニングについて話を聞きたい、という方がいらしたのに、その時間はほとんどなくなってしまいました。申し訳ありません。あれこれ聴き比べたり、おしゃべりし(ていただい)たりしていたら、そろそろばらしを始めなくては、という時間になってしまいました。会場での振り返りも省略です。

ばらし
人数も多く、サクサクでした。8の字巻きができるというだけでも、ばらしの戦力としては助かるものだな、と再認識しました。床掃除までサクサク終えまして、おひらきです。
解散
普段なかなか出会うことのない方々が、人となりをやや分かり合って、連絡先を交換し合ったりしておられる姿が印象的でした。ただあれですね、付きまといとかには注意が要りますね。何か対策を講じたほうがよさそうです。ハラスメント対策とかも。今回は僕は何も気づきませんでしたが。でももし何かあったら僕や宮本さんに教えてほしいです。人づてとかででも。
参加者の感想
※一部を編集しています
- 普段、他の劇団の方とお会いする機会が少なく、10-BOXに行くのも、今日が初めてでした。
- 所属する演劇部では、音響の話はなかなかできないので、今日、お話を聞くことができて、とても楽しかった
- 実際に公演があるときに、音響を仕込む際は今回のようにゆっくり時間をかけながらができないため仕込み方が明確にわかってよかった。
- アナログミキサーとデジタルミキサーの両方の仕組みが知れてよかった。
- スピーカーを吊るす経験はなかなかできないが、今回は何回かできたのでよかった。
- スピーカーとマイクの聴き比べをして、普段は今回のように複数の機材を比べてみるという贅沢なことはできないため楽しかったし、実際に結構な違いがあると実感することができていい発見になった。
- 本当に音響初心者だとわからない単語がまだまだあったので専門用語の意味がわかりやすい形だといいと思う。
- 演劇における音響で音響のプランの立て方についても詳しく知りたかった。
- 気軽に参加できて、専門的、実用的な部分を知って体験できる場はとても貴重だった。
- プランニングの面や、コミュニケーションの取り方など、これから企画や演出をしたいと思っている人が音響さんとの向き合い方について学ぶ場所にもなるかも。音響機材に対して強い興味はなくとも「音響さんを知りたい」というニーズによさそう。
- マイクの聴き比べ→なんとなく頭では分かっていたが、実際に確認してみて認識がより明瞭になった。(宮本さんの声の聞きやすさ、声量すごい。さすが演者さん)
- スピーカー聴き比べ→なかなかあの数の機種を聴き比べる機会は無いのでいい経験だった。 やはり価格と音、重量は比例する感想だったが思ったほどその差は大きくなかったイメージ(バンドレベルまで出すとまた変わるのでかも?)。 より同条件で比べるなら同じ位置高さに仕込む方が良いのかな?とも思った(今回はSXが左右、その他がなんとなくセンターらへん、高さはまちまちだった為。仕込み位置によって干渉反射が変わりだいぶ音が変わるはずなので)
- スピーカー吊り作業→ローリングタワーを使用する経験が初めてだった為、良い経験だった。安心感すごい笑。高所作業の危険性を改めて再認識できた。
- 個人的にバトンへのケーブルの鉄管結びは知れて良かった。(照明を吊る際に活かせそう)(本儀注:特に細いケーブルは、あんまりきつく縛らないであげてくださいね。)
- 現場では時間もなくいろいろ試せない。家では大きな音を鳴らす事ができず、狭い中ぐちゃぐちゃなって片付け大変。という事があり、自分も今回のような機会を作る事を考えていたが、なかなか実行に移せず。今回このような会を主催していただけたことに大変感謝しております。
- 出入り自由、飲食自由といったゆるい感じも参加し易くてとても良かった。

本儀の所感
仕事の場ではあまりできない遊びができて、とてもよかったです。入手したものの試運転してみていなかった416は、しっかりしたウィンドスクリーンに入れてもなんとかなりそうなくらい高音の充実した音、と思いました。X115の低音の出具合を再認識しました。
普段出会わない同好の士と会える、という実例を見られたのも、とてもよかったです。
以下は参加者の感想を受けてです。
聴き比べるのも、よその方と話をするのも、じっくり仕込みをしたりするのも、なかなかない機会だった、とおっしゃっていただけて、やったかいがあります。
初心者にはわからない用語が出てきてわからないままだった、というのは、僕の油断のせいでした。反省しています。次回からは、出てきた専門用語は片端から、解説すると良いかどうか伺っていこうと思います。また、不明な用語が出てきたら早押しクイズくらい早く手を挙げていただく、とかを仕組み的にお願いしても良いかもしれません。
スピーカーを聴き比べるならちゃんと配置をしては、というのもまことにもっともです。ゆるい会を、と意識するあまり、まあいいかな、と放置してしまいました。今後box-1で開催となったら、さらに響きが多いので、気を付けるべきですね。
演劇の音響の話を、もっとしてもよかったのかもしれませんね。名称にもありますし機材のことに寄った会の方がいいのか、と、わりとそちらに注力してしまいました。お望みとあらば、もちろんです。お互い悩みや課題点を出し合う、とかも良いかなと思っております。
時間の配分は、ちょっとしくじってしまいました。ゆっくり吊り物を仕込んだりゆっくり聴き比べをしたりしすぎたかもしれません。次回以降、改善していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、劇場職員の皆様、ありがとうございました。今回ご参加の皆様はもちろん、今回は参加できなかったけれど、という皆さま、次回以降ぜひぜひお越しください。
使用機材
せんだい演劇工房10-BOX機材
- EV Sx300 x4と吊り金具
- EV Sx80 x2
- EV Zx1
- スピーカースタンド x4
- K&M 210 (標準ブームマイクスタンド) x4
- K&M 259(ショートブームマイクスタンド)x2
- YAMAHA MG124cx(アナログミキサー)
- ケーブル類
キーウィサウンドワークス機材
- EV Tx1152
- YAMAHA CHR10
- Martin Blackline X8 x2と吊り金具
- Martin Blackline X115B
- EV Zx1吊り金具
- Crown XTi4002
- Crown XTi2002 x2
- Shure SM58
- Sennheiser e945
- Sennheiser e835s
- audio-technica AE6100
- audio-technica Pro42(バウンダリマイク)
- Sennheiser MKH416(ガンマイク)
- Sennheiser MKE600(ガンマイク)
- Midas M32R Live(デジタルミキサー)
- Midas DL16(ステージボックス)
- Ableton Live入りPC
参加者持込
- Amcron XTi4000
- EV CP4000II
- YAMAHA CBR12
- TOA 12インチサブウーハー
- Roland M-200i(デジタルミキサー)
- dbx 233xs(クロスオーバー)
- ケーブル類
使わなかったけれどお見せはしたキーウィ機材
- RME Fireface UC(オーディオインターフェイス)
全然使わなかったキーウィ機材
- Shure QLX-Dワイヤレス
関連ページ等
企画 宮本一輝 Twitter(X)@itsuki_re
共同企画 本儀拓 Twitter(X)@mt_tak Bluesky@mttak.bsky.social
企画協力 キーウィサウンドワークス Webサイト Twitter(X)@kiwi_sound Bluesky@kiwi-sound.bsky.social